首都圏青年ユニオン

ニュースレター

第4号 2001日(水)発行

 発行:首都圏青年ユニオン執行委員会

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交で有給休暇の取得、残業代支払いを実現!


 

 今日(6月28日)、青年ユニオン組合員のTさんの勤めるAコーポレーションとの団体交渉が行われました。要求項目は主に有給休暇の取得と残業代の未払いの2点でした。今回の件で複雑だったのは、Tさんが入職して数カ月経ったこの4月に、会社が一度倒産して別の会社に合併されていたことです。

 交渉の中で、雇用契約や賃金、有休など一連の処遇について、会社側のずさんな体質が明らかになりました。私たちは今回の団交で当事者Aさんの雇入通知書の提出を求めたのですが、そもそも前の会社(法人)の雇入通知書は保存されていませんでした。また4月以降の現在の会社の雇入通知書も不備な点が多く、日付から賃金はもちろん業務内容も労働時間も、さらには雇い主も記入されていないものに一方的にサインさせたものだったのです。

 今回の交渉は、かなり難航するかと思われましたが、この有給休暇の取得とその発生を入職時から換算する点については、基本的に私たちの要求が通るかたちになりました。会社は合併しましたが、業務は基本的にそれ以前から継続しており、正社員の勤続年数など処遇に関わる部分でも会社側が継続性を認めたからです。正社員に認められる継続性がパートやバイトには認められないというのは通らないことを指摘すると、会社側もそれを認めざるを得ませんでした。 残業の未払いについても問題なく支払われることが確認されました。現在、パート・アルバイト職員の残業代を調査、計算している、とのこと。近日中に支払われることになりました。

職場では一人でも仲間がいる心強さを実感

Tさんの感想

集まっていただいたみなさんの支援のおかげで、要求していたすべての権利を認めさせることができました。職場内ではたったひとりの組合員であっても、会社の枠を越えて応援してくれる仲間がいるという、労働組合に参加する心強さを再認識させられました。 早速、きょう、昨日の団交の後に作成してもらったビラをまきました。帰り際にはパートの女性から「有給休暇については本決まりなのか?」などの問い合わせがありました。「パートが組合を結成した」(?)という噂も正社員に伝わっているようです。これからが楽しみです。」




大手教育チェーンと2回目の団交が行われる!

前号でもお伝えした、大手教育チェーンにおける賃金未払いや雇用保険の加入問題に付いて、6月20日に、2回目の団交が行われました。

 要求したのは、前回も紹介したように、現在無給で行われている授業時間外の指導報告書作成に対する手当を中心としたものでした。会社側は、今回は具体的な回答を行いませんでした。しかし、前回の交渉の時にユニオンが夏・春の講習の時に一日8時間を超えて授業をやっているケースがあり、その場合、「25パーセントの割り増しを払わなければならないのに払っていないのは法律に反する」と指摘したことを受けて、パート講師2000人の実態調査を行って、該当する人については「不足額を支払う」ことを約束しました。また、週20時間以上働いている人については、法律で適用除外を認められている学生パート以外の人の雇用保険の加入もさせると言うことも認めました。

職場の仲間も喜ぶ成果〜団交に参加したSさんの感想

 「先日私の働いている塾との2回目の団体交渉に行ってきました。今回の団交では残念ながら指導レポート代の獲得には至りませんでしたが、前回の団交で明らかとなった25%分の割増賃金未払いの問題と雇用保険の未加入問題などについて会社側の前向きな回答を引き出せました。

 この成果について早速バイト仲間にメールしたところ、みんな喜んでくれました。今回の回答は「法律を守る」というごく当たり前のことなのですが、この当たり前のことがなかなかなされていないのが現状です。私達が声をあげて会社側に働きかけていかなくては、幾ら法律や就業規則で決められていてもそれが守られるとは限らないのです。このことを2回の団体交渉を通じて強く感じました。指導レポート代の未払いは明らかに労基法と就業規則の違反ですので今後はこの問題の早期解決へ向けユニオンのみなさんとともに頑張っていきたいと思います。

 また、今回の団交の成果をもとに、今後は多くのバイト仲間にユニオンに入ってもらい、職場の労働条件の一層の改善を進めたいと思っています。」