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フロンティア事件で原告勝利! 宮田、内海に賠償命令

 宮田亜美、内海章紀が代表を務めるSES会社「フロンティア」「Tech Love」「ITソリューションズ」に関連する訴訟で、詐欺被害に遭った原告が勝利し、宮田、内海に賠償を命じる判決が下されました。判決は7月19日付。


 被告らの運営するSES会社において、未経験者を募集して自社のプログラミングスクールを数十万円で受講させる、スクールと称して経歴を詐称させてシステム開発の現場に送り込む、給料から違法天引きするなど、悪質な行為を繰り返していたものです。


 2021年以降、首都圏青年ユニオンは詐欺被害に遭ったSE志望者の相談を受け、団体交渉の申し入れ書や要求書を送っていますが、一切相手方から返答はありませんでした。労働組合法7条にも違反しています。また、組合がサポートして労基署への未払い賃金に関する申告、労働局の需給調整事業部への違法派遣の申告、そして厚生労働省への要請も行なってきました。しかし、会社は登記上の住所を「we work」などのレンタルオフィスとしており、行政機関が内海氏や宮田氏と接触することがかなわず、解決のためには提訴しかありませんでした。


 判決では、高額なプログラミングスクールへの勧誘が詐欺行為と認定され、経歴詐称の指示も違法なものと認定されるなど、原告の主張が概ね認められたものとなりました。


 この結果、原告らにはスクール受講料やその間の逸失利益、慰謝料など、合わせて550万円超の支払いが命じられました。



業界的な規制、改善が求められる


 この事件の直接的な問題は、原告である宮田、内海による数多の悪質な違法行為にありますが、その背景には人手不足や多重下請け構造、脱法的な派遣事業の横行など、SES業界全体の問題が潜んでいると考えられます。そのため、今後同種の被害を混雑するためには、業界的な規制や、それによる業界全体の改善が不可欠です。


 そのため、同種の詐欺被害に遭った方や、その他労働問題、契約問題を抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。当組合に加入いただければ、手厚い裁判支援を行ないます。また、SES詐欺以外の件で労働条件の改善や紛争解決のためサポートします。業界の健全化のために、直接問題を抱えていなくとも、職場に労働組合を結成したい方などもぜひご連絡ください。



〔相談・連絡先〕


○電話・メール

・03-5395-5359 ・union-seinen.u@gmail.com

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