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組合員の声① ”案件終了解雇”の恐怖とユニオン

  • 執筆者の写真: union2000seinen
    union2000seinen
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

私は客先常駐で働いていた。

月一回くらいで帰社日があり、あるとき自社に出社すると、辞めた人が数人いるという話を聞いた。

が、実のところその数人は解雇されたという話だった。

解雇された中には優秀な人も普通の人もいて、解雇の理由が携わっていたプロジェクトが終わったという理由だけでとても驚いた。

そのあとも帰社のたびに、クビなった人が増えているのを知り、いつか自分も、という不安を抱えながら働いていた。

そしてある日、会社に呼び出され解雇通告を受けた。

頭が真っ白になって、震えが止まらなかった。

相談しようと同僚に連絡を取ると、ほかに3人、解雇通告を受けていたのがわかった。

まず労働基準監督署に電話をしてみたけれど、「しょうがない」と言われて途方にくれた。

解雇通告を受けた同僚の一人は怒って辞めていった。

どうしたらいいかわからない、一人ぼっちの気分で、不安でいっぱいだった。

ネットで調べてユニオンの存在を知り、ダメ元で相談してみた。

相談するのも相談中も怖かったが、相談の最後に「一人にしません」と言ってもらえて、すごくホッとした。

悩んだが、何もしないで解雇されるよりは何かしようと思って、ユニオンに加入し会社に団体交渉を申し入れた。

FAXをするとき、すごく怖くて手がブルブル震えていたのを覚えている。

でも、あれは前に進もうとする震えだったのかもしれない。

そして、団交を申し入れた翌日に、解雇が撤回された!

労基署に断られて絶望したけど、ユニオンという道があった。

困ったときの選択肢として、覚えておいてもらえたらうれしいです。

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