「美容部員」として働くみなさまへ
- 13 時間前
- 読了時間: 4分

1.外資系コスメブランドの美容部員が団交申入れ
この度、とある外資系のコスメブランドで働く美容部員(店舗の販売員)の待遇改善を求めて、団体交渉を申し入れました。働く前に聞いていた年収を下回ることを個別の問題としつつ、そもそも美容部員の給与が低すぎるため業界全体の給与引上げを目指してゆきます。
昨今、スキンケア、ヘアケアなどの需要の拡大があったり、オーガニック志向の高まりがあったり、SNSでのブランド品紹介が増えたりしたことを理由に、化粧品の市場はどんどん拡大しています。美容部員の知識や対人営業力も、より高いレベルが求められるようになっています。しかし、業界は潤っている一方で、それを支えている美容部員には十分な待遇として還元されていないのではないでしょうか。不満をもって数年でやめてしまう若手もたくさんいます。
今後、特定の会社に限らず、様々な化粧品会社に対して待遇改善を求めていきます。もっと美容部員という職種が魅力的なものになるよう、取り組んでいきます。
ご関心やご意見のある方は、以下よりご連絡ください。
【美容部員の方のアンケート】 ☞ https://forms.gle/BSg1UPTmX4LJx8MV9
2.問題となっていること
①入社時の賃金が、前職を下回る
今回、ユニオンに加入して会社に要求をした組合員は、都内のお店で働いています。専門学校卒業後、数社で美容部員として働いてきました。今の会社に入社する前、面談で前職と同等の年収を希望していました。しかし、内定後に提示された契約書は前職を下回る年収でした。前職の退職手続きを済ませた後に労働条件が提示されており、キャリアアップのために転職をしたかったのに、それがかなわなくなってしまいました。担当の人事部に伝えると、「残業代を含めれば前職を上回る想定です」と言われ、その説明をきっかけに入社を決めました。
確かに入社してみると、開店前に店舗や商品の拭き掃除を徹底しなければならず、始業前残業があったので、残業代も足せば前職年収を超えるように思っていました。しかし、結果として一年間の給与の合計は、前職よりも低くなってしまいました。
②美容部員の賃金が低い
①のような個別事情はありますが、根本的には美容部員全体の給料が低いことに問題があります。組合員は10年以上もの間美容部員として働いてきました。その経験や技能が十分に反映された待遇になっていません。
美容部員全体の基本給を引き上げること、適切に経験や技能を評価して昇給していく制度をつくること、前職の経験も踏まえた給与にすること、などを求めています。
なお、例えば、店長や先輩から気に入られないから給与が上がらない、という性格や人格まで評価するような制度であってはいけません。
それから、美容部員の仕事は、お店を訪れたお客さんに寄り添って、細かく気を配らなければなりません。イメージも大切な仕事なので、自分の感情を意識的にコントロールしなければなりません。そのため、精神的な負担の大きい仕事となっています。それに見合った給与にすべきだと考えています。
③着替えと身だしなみを整える時間に賃金が支払われない
同社では、身だしなみを整えてから店頭に立たなければなりません。会社のルールにのっとって、きっちりと制服を着て、化粧や髪型も整えてから仕事を始めます。しかし、打刻は店頭に出るタイミングでしなければならないので、仕事のために着替えて身だしなみを整える時間は、給料が支払われていません。
美容部員がブランドの顔役となるため気を遣って行う準備作業に、ちゃんと給与が支払われるよう、求めていきます。
3.みなさんへのお願い
このブログを読んでくださった方には、ぜひ、こうした交渉ができることを拡散していただきたいです。そして、美容部員のみなさんには、ぜひ労働組合にご連絡いただき、状況を教えてほしいです。また、活動に共感いただける人には、仲間に加わってほしいと願います。
一社の従業員だけでは、美容部員という職種の待遇改善は難しいです。いくつもの会社で声をあげていかなければなりません。誇りをもって働き、安心して働き続けられる職種にしていきましょう。ご連絡をお待ちしております。






コメント