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【活動レポ①】手作りカード配布&新入生歓迎会で組合活動やってみた

  • 1 日前
  • 読了時間: 7分

累計導入者数が35万社を超える予約システムRESERVA。個人事業主から大企業、官公庁まで幅広い業種の方々が利用するそのシステムを開発・管理・運営している株式会社コントロールテクノロジーは、根拠に乏しい休職命令を発令したうえ、組合との団体交渉でも数々の不誠実な態度を見せていました。


前の記事で記載した通り、第1回の団体交渉では、不当な休職命令や就業規則提出、私物返却についての決定はありませんでした。その理由としては以下の3つが挙げられます。

1.会社が自らの失策を是として譲らない姿勢を示したため。

2.組合からの意見に対して不誠実な反応を返したため。

3.最終決定を下せる社長が不在だったため。

理由のすべてに大きくかかわる「当事者意識」が欠けていると感じた私は、団体交渉に望んでいただいた組合の皆様と相談の上、「会社主催の新入社員歓迎会」での組合活動を実施し、「当事者意識」の種を蒔くことにしました。


活動の概要

今回の活動の内容は大きく2つありました。・会社が主催する某有名ホテルでの新入社員歓迎会の当日に、私が受けた不当な休職命令や団体交渉の内容、組合活動などをできるだけ多くの社員に周知すること。

・次回の団体交渉に参加してもらえるよう、谷本社長に直談判すること。


手作りカード

社員への周知の際に、私の置かれた状況を詳細に綴ったユニオンブログ記事を配りたいと考えました。しかし記事は長文であり、すべて印刷すると多くの紙を使う上、面白みに欠けると思いましたので、次のようなカードを自作することにしました。


《カードの表》



















表面にはユニオンブログ記事に飛ぶQRコードと記事のタイトル、謎の模様が記載されています。QRコードの色は、コントロールテクノロジーが開発・運営している予約システムRESERVAと同じイメージカラーを使っており、親近感を高めています。

サイズはA4を9分割した程度で、ポケットにスッと収まるサイズです。表面はラミネート加工しており、ちょっとした特別感の演出と保存性の向上につながっています。いざという時にこのカードが手元にあれば、記事から首都圏青年ユニオンのホームページにすぐ飛べますので、会社と対等に交渉できる余地が生まれます。


《カードの裏》




















表にあった謎の模様通りにカードを配置して裏返すと、なんと私に発令された休職命令の発令書が出てくるようになっています!カードを受け取った人たちが仕掛けに気付き、休職発令書を復元しようとしたとき、その交流の過程で今回の不当な休職命令が自然と話題に上がることでしょう。そういった能動的な姿勢こそ、前回の団体交渉時、ひいては休職命令発令時に、会社に発揮していただきたかった態度の一つでもあります。


手作りカード配布開始

コントロールテクノロジーとの第1回団体交渉を終えた翌日の4月17日(金)、通常業務を早めに切り上げ、会場となるホテルに向かうタクシーに乗るため移動している社員のグループを見つけ、手作りカードの配布を開始しました。

どのグループでも、挨拶をしたときは大変驚かれましたが、手作りカードに興味をもってくれました。カードを配布し、軽く状況を伝えた後にはグループ内でカードをまわしながらスマホでQRコードを読み込んでくれたので、とても嬉しかったです。

休職命令について何度か話していた方は、会社からの命令でいきなり仕事も収入も生活も失うことに怯えていた印象がありました。

また、中には4月に入社されたばかりの新入社員らしき方々もおり、不当な休職命令がなければ私も楽しく交流できたのにな、とか、休職をしている謎の人という認識になってしまうのは悔しいなといった気持ちも残りました。

想定外の場所で社員を発見したため、すべてを配り終えることはできませんでしたが、7枚も配布できましたし、QRコードを読み込んでいる姿も多数確認できました。タクシーの中の会話が聞けないのは残念ですが、今回の件が少しでも話題に挙がっていたら良いなと思いました。


いざ現地へ

カード配布時は、全社員の半分くらいの人と会うことができましたが、すでに会場に向かっていた残りの社員たちや、前回団体交渉に参加されなかった谷本社長とも会えませんでしたので、私も会場に向かうことにしました。

現地に到着するまで、本当に某ホテルで実施されているか確証はありませんでしたが、宴会場の案内板でコントロールテクノロジーの文字を見つけ、正解だったことがわかりました。
























新入社員歓迎会はすでに始まっていたためホテルのロビーに社員はいませんでした。ホテルを散策する中で、偶然にも気分転換に出ていた社員の方と遭遇し、挨拶や近況報告、組合活動についての話ができました。

歓迎会は長く続きそうでしたので、時間を潰すためホテルを一度出ました。


その後、事件は起きた

時間を潰してからホテルに戻った時、ロビーにタイミングよく社員の一団を見つけました。すかさず声をかけ、休職の話等をしました。少し話しをした後に、谷本社長と金(キム)副社長の姿を見つけたのでそちらに向かいました。

二人に近づきながら挨拶をすると、まるで幽霊でも見たかのように目を丸くして固まっていました。私はさらに近づいて「どうして団体交渉に出席してくれなかったんですか」と声をかけると突如、金副社長がものすごい剣幕で私の服の後ろを掴み、私を谷本社長に近づけさせまいと押し出す行動に出ました。「放してください」と言っても押すのを止めず、次第には腕も掴まれました。新入社員歓迎会でお酒が入っているからか、とても粗暴な態度で、社員たちの前でこのような行動をとることに大変驚きました。しまいには「警察を呼ぶぞ」と脅したり、自ら柱に腕をぶつけただけなのに「暴力をふるわれました」などと叫びだしたりするありさま。この行動は、組合活動に対する明確な敵対行為であり、対話ではなく威圧を選んだ会社の姿勢が露わになった瞬間でした。この間、谷本社長は金副社長をはがそうとせず引きつった顔で「こういうことはあまりしない方が良いよ」と言いました。

この場で私が受けたひどい扱いは、会社が組合を排除しようと考えていることの証明になったと思います。対話ではなく、即時、暴力的な手段をとった金副社長の態度、そしてそれを容認する谷本社長の行動からは、異常な敵対心しか感じませんでした。

私が金副社長に押されたままホテルを出たところで、谷本社長は「警察呼んで」と金副社長に命令しました。拘束が解かれ、社員の列を見るとすでに二次会場に向かって進んでいたため、私もその流れに加わることにしました。その際、谷本社長に向けて「次回の団体交渉には社長も来てくださいね」と声をかけることも忘れませんでした。

社員の列に追いついてからは、手当たり次第に声をかけ、主に不当な休職命令についての話をしていきました。中には私の直属の上司もおりました。二次会に合流できなかったのは残念でしたが、収入もありませんし、当初予定していた以上に多くの社員に声をかけられましたので、その日の活動は終えることにしました。

後日、会社側の代理人弁護士から、この日の行動について「社員が恐怖を感じた」「付きまといだ」といった趣旨の抗議メールが届きました。しかし、当組合は、職場から物理的に排除(ロックアウト)されている組合員が、顔見知りの同僚と対話を試みることは正当な表現活動の範囲内であると反論しています。


今後に向けて

今回の活動を終えて、色々なことを知りました。社員たちの関心や心配事、会社上層部の敵対的な考えなどなど...。この活動を通じて知り得たすべてのことは、私が受けた休職命令はやはり真っ当なものではなかったのだと、改めて確信する材料になりました。

コントロールテクノロジーは今回の活動を通して何を知り、どのような考えを抱いたのでしょうか。社員の多くが私の現状と、会社の選択を目の当たりにしました。このままずっと不誠実な態度を取り続けると、社員の前でも、顧客のそばでも、いずれ立つ瀬がなくなってしまいますよ。

来たる5月15日(金)にはコントロールテクノロジーとの第2回団体交渉を実施します。今回の活動が報われたのか答え合わせができると思います。興味を抱いた組合員の方はぜひご参加ください!


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